高齢者はアプリ拒否? 電話配車を残した「日本版ライドシェア」の知られざる苦悩
日本版ライドシェアの導入は難航している。特に、電話で配車するのが一般的な地域では、アプリと電話の併用が不可欠となっており、国土交通省はその両立を進める方針を示している。
「印象」が成功の鍵

新しいテクノロジーやその活用に関する事業では、印象が極めて重要だ。ところが、日本版ライドシェアはこれまで説明されてきた施策にもかかわらず、日本経済新聞で
「アナログ・ライドシェア」
と表現された。しかし、この表現が
「日本版ライドシェアは旧態依然としている」
といった印象を与えかねない点は、事業にとって大きな足枷となる可能性がある。
日本版ライドシェアが成功するための鍵は、若者層が凄いと感じるような技術や仕組みを優先的に整備し、それを積極的に披露することだ。
もちろん、高齢者向けの配慮も重要だが、時代をけん引するのは若者であり、彼らが新しい文化を広める力を持っていることを国交省は認識すべきだろう。