中国人留学生を書類送検! 「電動スーツケース」は日本で普及するかのか? その規制と課題に迫る

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大阪府警は、留学中の中国籍女性が電動スーツケースを使って無免許運転をしていたとして摘発した。この電動スーツケースは、日本の道路交通法では公道での走行が禁止されており、特に空港や駅内での使用も規制されている。そのため、電動スーツケースの普及は難しく、高額な価格設定や便利さの欠如が影響している。海外メディアでも同様の危険性が報じられており、今後は「一過性のブーム」となる可能性が高い。

電動スーツケースの意外な欠点

 電動スーツケースは「スーツケースとして見ればむしろ不便」ともいわれている。これは、電動スーツケースの構造上、

「内部の容積がバッテリーによって犠牲になってしまう」

からだ。そのうえ、モーターの影響で重量も増加する。今は軽量で大容量のスーツケースがディスカウントストアでも手に入る時代であり、日本では電動スーツケースが活躍する場がほとんどない。そのため、電動スーツケースを選ぶメリットはどこにあるのかという疑問が生まれる。

 さらに、電動スーツケースは高額だ。日本では10万円を超えることが多く、単に「便利なスーツケース」を求めている人がこれを購入する可能性は低いだろう。高い価格にもかかわらず、使える場所が限られている。

 こうした背景がある限り、日本人や日本在住者の間で電動スーツケースが普及することはほとんどないと考えられる。

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