率直に言う トラックドライバーの収入さえ上げれば「人材不足が解決する」なんて“甘ちゃん”の発想だ
「ドライバーの給料をアップすれば、ドライバー不足は解消する」という考え方は甘すぎる。そもそも、ドライバーの収入を上げることと、ドライバー不足を同じ文脈で考えるのは間違いだ。
「仕事=お金」からの脱却と新たな価値観

しかし、今は状況が違う。
寝る間を惜しんで働けばその分だけ収入が増えた昭和から平成初期とは異なり、今の時代は「残業ができない働き方」が当たり前になっている。50代や60代の世代は「今の若者は残業しなくていいから楽だよな」と思うかもしれないが、今の若者はその環境でしか働けないのだ。
だからこそ、職業選びはより慎重に考えざるを得ない。50代や60代のドライバーは「自動運転なんていつ実現するんだ」と思うかもしれないが、20代や30代の若手にとっては
「自動運転が実現したら自分たちはどうなるんだろう」
という不安が現実的な問題として常に付きまとっている。
今の若者は賢い。だからこそ、彼らが納得し安心できる待遇や明確なキャリアプランを提供しなければ、ドライバーという仕事を選んでくれない。「給料を上げればドライバー不足は解決する」という考え方は、
「仕事 = お金」
という短絡的な発想に基づいているが、この古い考え方からはもう脱却すべきだ。