世界の学者120人がトヨタ「ミライ」の使用撤回を訴えたワケ しかもパリ五輪直前に
パリ五輪でトヨタが水素自動車500台を提供することに対し、120人の学者が電気自動車への変更を求める公開書簡を出した。書簡では、水素自動車の非効率さやCO2排出量の増加が指摘され、環境に配慮した五輪運営を求める動きが注目を集めた。
注目集める撤回発表

パリ五輪開催期間中、トヨタ自動車はミライ500台に加え、水素バス10台やBEV1150台を提供した。
トヨタはパリ五輪を最後にオリンピック競技会における最高位スポンサー契約を終了する。そのため、最後の花道として水素自動車やBEVを提供し、環境に配慮した企業であることをアピールしたかったのだろう。
しかし、その矢先に公開書簡が発表された。タイミングがパリ五輪開幕直前だったのは、最も注目を集めている時期を狙った結果だろう。というのも、トヨタがパリ五輪にミライ500台を提供することを発表したのは2023年9月で、その後に公開書簡を発表するタイミングはいくらでもあったからだ。
水素自動車の使用撤回を実現するためには、十分な準備期間を設けて発表することも可能だったはずだ。あえてパリ五輪の開幕直前に発表したのは、水素自動車の使用撤回が実現する可能性が低いと考えていたからに違いない。そのため、世間の注目が集まるタイミングを狙って発表したのだろう。