なんと“2階建て”バージョンも登場! 近年、飛行機の「座席」が進化し続ける根本理由

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飛行機の座席は、快適性とプライバシー、機内エンターテインメント、そして収益性のために改善されつつあり、2階建て座席や最新技術によって、座席市場は2032年までに64億ドルに成長すると見られている。飛行機のキャビンは「動く空間」へと進化している。

プライバシー重視の座席設計

「ザ・ルーム」のフルフラットになるベッドシート(画像:ANA)
「ザ・ルーム」のフルフラットになるベッドシート(画像:ANA)

 さらに、進化したのは座席だけではない。デジタル時代の進展とともに、人々は移動中でもパーソナルな空間を求めるようになっている。

 例えば、ANAの最新ビジネスクラス「ザ・ルーム」は、フルフラットになるベッドタイプの座席を採用し、質の高い睡眠を提供できるように設計されている。座席の周囲にはパーテーションが設置され、周囲の音や視線を遮ることでプライバシーを確保している。ビジネスパーソンが仕事に集中したり、ゆっくり休んだりすることができる。

 また、エンターテインメントシステムも大きく進化している。個別の大画面モニターや数百種類の映画、テレビ番組、音楽に加え、インターネットへのアクセスも強化され、地上と同じように機内でウェブブラウジングやEメールができるようになった。

 実際、JALの国内線A350型機と787型機には、全クラスの座席に個人用スクリーンと機内エンターテインメントシステムが装備されている。また、ANAの国際線ボーイング787-9型機には、地上と同じ生中継をリアルタイムで提供するサービス「スカイライブテレビ」や、雑誌やコミックなどの電子書籍を座席のモニターで楽しめるエンターテインメントシステムが搭載されている。

 このように、長時間のフライトでも退屈せず、他人の目を気にせず快適に過ごせる環境が整いつつある。

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