「軽トラ = 農業」というイメージを打破し、「一般車」として普及させるにはどうすればよいか?

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軽トラは日本の産業支える象徴だが、一般車普及は遅れ。データなどから、脱農業イメージに向けた施策で、未来の軽トラ社会に光を差し込む。

普及の四条件

 日本の自動車市場の約4割を占める軽自動車は、スーパーハイトワゴンの人気上昇もあり、市場は確実に伸長している。

 2023年度の軽トラ販売実績は14万台余りで、軽乗用車の販売実績の1割程度にすぎないが、軽トラが一般乗用車として普及していけば、新たな市場や産業が創出され、軽乗用車市場のさらなる発展が期待できる。

 本稿の結びとして、軽トラが一般乗用車として普及するための筆者からの提言を整理すると、

・街乗りに適したデザインの一新(外観/内装)
・乗員人数の増加
・カスタマイズの促進
・軽トラの固定概念を覆すプロモーション施策

などとなる。

 軽トラの一般乗用車としての可能性と普及に期待し、本稿を未来の軽トラ社会に向けたメッセージとしたい。

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