テスラの「EV墓場」が米国に出現! やっぱり原因は“直販システム”だったのか?

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テスラの販売低迷が顕在化し、“EV墓場”が世界中で広がっている。直販の利点は顧客との直接コミュニケーションとブランド強化だが、在庫管理の難しさも浮き彫りになっている。

“EV墓場”がもたらすブランド危機

テスラ最高経営責任者のイーロン・マスク(画像:AFP=時事)
テスラ最高経営責任者のイーロン・マスク(画像:AFP=時事)

 もし、テスラの新型車が大量に放置される“EV墓場”が世界中に現れ始めたら、ブランド力が低下することは避けられないだろう。

 需要が低迷するなか、在庫を一気に処分するには値下げが最速だが、販売価格の下落はブランド力のさらなる低下を招く負のスパイラルに陥る恐れもある。

 テスラは四面楚歌(そか)の状況にあるが、すでに実施している減産などの調整で乗り切る以外に当面打つ手はない。

 これはテスラにとって真の試練だが、業界に先駆けて導入した直販システムが効果的な販売方法であるかどうか証明するには、おそらく時間がかかるだろう。

 突如として現れた“EV墓場”は、テスラに直販システムを見直すよう警告しているのかもしれない。

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