北陸新幹線も延伸! 「観光」で石川県を復活させるために、今、政府がなすべきことは何か?【リレー連載】やるぜ、能登復興。(5)
北陸新幹線の開業にともない、石川県の観光地が見直されている。石川県は文化と自然が調和した観光地であり、今後のインバウンドの発展が期待される。
駅弁復活&臨時列車の提案

今こそ、幻の駅弁を“復活”させてはどうだろうか。
北陸新幹線の東京~金沢間は所要時間約2時間であり、食事を楽しむのには時間が短いという問題はあるが、石川県の食のプロモーションを図るために、臨時列車の運行など対応できないだろうか。
食事が時間的に難しければ、「スイーツ列車」という選択肢もある。金沢が誇る和菓子や地元のスイーツを抹茶や加賀棒茶などの日本茶とセットで提供する。アルコールとのペアリングもよいかもしれない。
また、他の地域で時々実施が見られるが、「飲み比べ列車」として地元の蔵の日本酒飲み比べと地元食材の肴のセットを提供することも考えられるだろう。石川県以外が目的地の人も車内では石川県の食を楽しめる。気に入った食品や酒は通販につながることもあるだろう。
多彩な食文化のある石川県だけにさまざまな選択肢が考えられる。他の地域では知られていないハントンライスの“駅弁化”も考えてほしいところだ。息の長い取り組みで石川県観光を盛り上げたい。