熊本バス・鉄道5社「交通系ICカードやめます」 停止は年内予定、公共交通の運賃収受は本当にこれでいいのか?【連載】ホンネだらけの公共交通論(17)
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熊本県内の路線バス事業者5社は、バスと熊本電鉄電車の運賃支払い方法として、2024年内までに全国交通系ICカードの使用を廃止し、代わりにクレジットカードなどのタッチ決済を導入する方針を固めた。本当に大丈夫なのか。
バリアフリーとユニバーサルデザインの違い

バリアフリーとは、既存のバリアーを何らかの形で補うことであり、ユニバーサルデザインとは、最初から誰もが使えることを意識してモノやサービスをデザインすることである。
ユニバーサルデザインは1985年頃、自身も車いすの利用者だった米国の建築家ロナルド・メイスによって提唱された。彼は、誰もが使いやすくするためのユニバーサルデザインの7原則を提唱した。
1.公平:誰もが不利になることなく、みんなが公平に利用できること
2.柔軟:利用する上での自由度や柔軟性が高いこと
3.簡単:必要な情報が直感的にすぐ理解できること
4.理解:難しく、長い説明書等を読まなくても使い方がすぐに分かること
5.安全:うっかりミスや危険につながらないこと、失敗してもすぐに克服できること
6.省力:無理な体勢をとることなく、少ない力で楽に使えること
7.空間:誰もが操作しやすいスペースや大きさに仕立てること
これらは交通環境の構築においても重要である。