「ハイブリッド車」アフリカでも大人気! 日産はエジプト市場20%席巻、ファラオも驚く“無双ぶり”か
アフリカは自動車業界にとって未開拓の地である。人口増加と若年層の存在が需要を後押しし、HV市場が拡大。日産、トヨタらがHV投入している。
エジプト人気の「日産」

アフリカでは日本車のプレゼンスが高く、中古車を中心に日本車があちこちで見かけられるという。
例えばエジプトでは、日産が人気だ。日産は、60年以上前にアフリカに参入し、エジプトと南アフリカに製造工場を持つのもその理由のひとつだろう。
各自動車メーカーが完成車を輸入する形で、もしくは国内で組み立てのうえ、販売している。2023年のエジプトでの日産のシェアは前年に続き1位であった。1万3612台、シェア19.7%である(2024年2月13日付、『日本貿易振興機構(ジェトロ)』)。
日産は、アフリカの地においても人々が「環境に優しい交通手段を採用する傾向にある」と分析。
2023年にモロッコでクロスオーバー車「キャシュカイ」、2024年2月にスポーツタイプ多目的車(SUV)「X-TRAIL(エクストレイル)」、3月にチュニジアで「キャシュカイ」を日本から輸入し販売すると発表した。
EV需要を試すのに、電力インフラが不十分であることから、ハイブリッド技術「e-POWER」搭載車を導入するのである。