「ハイブリッド車」アフリカでも大人気! 日産はエジプト市場20%席巻、ファラオも驚く“無双ぶり”か
アフリカは自動車業界にとって未開拓の地である。人口増加と若年層の存在が需要を後押しし、HV市場が拡大。日産、トヨタらがHV投入している。
南アの状況

南アフリカ共和国(南ア)では近年電力不足が悪化し、2024年も計画停電を行っている。対策は行われているものの、
・発電設備の老朽化
・電力会社の汚職
・熟練技術者の不足
・電線網の窃盗
といった問題から、根本的解決に時間がかかるとされる。
一方、アウディなどの自動車メーカーの投資のおかげもあって、高速充電がないものの、大都市圏を中心に充電スポットの普及率は世界的にみても高い状況にある(2023年3月2日付、『Cars.co.za』)。
そんななか政府は2023年にEV政策ロードマップを発表した。南アの自動車産業においては、2026年にEVの生産を開始する計画だ。
自動車産業は、国内総生産の5%を占め、10万人以上の雇用がある一大産業である。南アはアフリカ大陸最大の自動車生産拠点で、世界150か国以上に輸出している。
欧州では2035年にガソリン車の新車販売が禁止されるが、南アで生産する4分の3が欧州諸国に輸出されるので、この影響は大きい。