「ハイブリッド車」アフリカでも大人気! 日産はエジプト市場20%席巻、ファラオも驚く“無双ぶり”か
アフリカは自動車業界にとって未開拓の地である。人口増加と若年層の存在が需要を後押しし、HV市場が拡大。日産、トヨタらがHV投入している。
トヨタHVブランドの成功

ところで、南アの新車販売台数のシェアのトップ3メーカーは、
1.トヨタ
2.フォルクスワーゲン
3.スズキ
である。現地の自動車情報サイトに掲載された記事「南アフリカで最も安いHV7選」でもトヨタの車が紹介されている(2024年2月16日付、『Cars.co.za』)。
同記事では、現状HVは高価ながら、その需要は高まりつつあるとし、
「南アフリカではトヨタが群を抜いて成功したHVのブランドであり、2023年のHVは前年比22%増という驚異的な伸びを記録した」
としている。
南アでいま最も安い「カローラ クロス ハイブリッド」の導入が発表されたのが2020年のこと、その後燃料価格の高騰で、現在はより効率的な車両に対する需要が急増している。ほかのハイブリッド製品やプラグイン・ハイブリッドの投入が検討されている。
トヨタは2022年に大規模洪水で工場が冠水し全生産ライン停止の被害を経て、2030年までに国内のHVの普及率を3%から20%に高めるという目標を2023年に発表している。