山手線の平日昼間「5分間隔ダイヤ」は本当に悪なのか? いま問われるJRの公共交通としての矜持
山手線は昼間でも混みすぎている。このような状況下で、「5分間隔ダイヤ」は街の衰退を如実に表しているという声もあるが、果たしてそうだろうか。
求められる柔軟ダイヤ

ラッシュ時も含めていえることだが、JRは異常時に備えたバッファ(余裕)が少ない。具体的には
・停車時分
・運行本数
である。山手線と埼京線、湘南新宿ラインはいずれかが止まると、平時で運び切れる本数しか設定していないため、動いている路線も大変な混雑で遅延する。そのため山手線では遅延時に8分開くこともあった。日中の山手線は十分な本数ではあるが、その山手線が止まった時に備えるためにも埼京線の新宿貫通列車はラッシュ時を含め増やしたほうがいいのではないか。特にラッシュ時は週に1回は所定ダイヤで走ればいいほうなのだ。
また、山手線には運転間隔相当分にあたる5分の余裕時分を、運転士交代がある池袋、大崎駅や、田端、田町、新宿といった他路線と同一ホーム接続がある駅に1分ずつ分散させながら追加設定してはどうか。
日中の山手線はしばしば運転間隔がいびつになりやすく、駅では混雑のなかでもなんとか定時発車を目指してしきりに乗降の分散を促す放送が繰り返されている状況だ。乗務員たちからも、
「乗降の多い駅での十分な停車時間を確保するよう」
要望が繰り返されていると聞く。
JRは全体的に都心部駅での停車時間をケチり過ぎである。昔だったら次から次へと列車が来るのでその余裕はないという言い訳が通用したが、減便した今ならそうはいかない。他社では接続のために、多少停車時間に余裕を取るのは普通のことである。一周5分伸びたって誰も構いやしない。丸々一周乗るような人は車内で昼寝している人くらいだ。