山手線の平日昼間「5分間隔ダイヤ」は本当に悪なのか? いま問われるJRの公共交通としての矜持
山手線は昼間でも混みすぎている。このような状況下で、「5分間隔ダイヤ」は街の衰退を如実に表しているという声もあるが、果たしてそうだろうか。
成田エクスプレスと新宿駅ホームの問題

もうひとつの元凶は、成田エクスプレスの新宿駅ホームだ。
成田エクスプレス(と特急湘南)は新宿駅折り返しが基本で、しかもホームは本線の外側に設置した、別のほぼ特急専用ホームの発着であり、埼京線・湘南新宿ラインの北行きの線路と平面交差する。
ダイヤを分析すると、どうもこれが原因で、新宿駅で4分も止まる湘南新宿ラインがあり、不整脈ダイヤの元凶のひとつとなっている様子がうかがえる。成田エクスプレスも新宿駅は埼京線乗り場を通って貫通運転とし、池袋駅とその先の車庫で折り返しさせるべきである。
成田エクスプレスは東京駅だって渋谷駅だって一般電車とホームを共用しているのだから、新宿駅だけホームを別にしなければならない理由なんてないだろう。
だが、
「あんな狭いホームで成田エクスプレスを発着させて外国人の乗り降りや待ち合わせをさせるのか」
というご意見もあるだろう。それはごもっともで、筆者としても朝と夜のラッシュ時に、今にも線路に落ちそうなくらい混雑するなかを歩かなくてはならないあのホームはなんとかしてほしいと感じている。
そこで今後の新宿駅再開発と大改良に合わせ、次ページのように成田エクスプレスホームを撤去し、空いたスペースを使って埼京線ホームの幅を広げるとともに、ホームの位置を数十mほど池袋寄りに移設できたりはしないだろうか。