不透明なビジネスはお断り 個人が中古車を企業に販売する「ネット市場」は今後拡大するのか
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インターネットの進化により、一般消費者でも簡単にネットビジネスができるようになった。その結果、中古車の「C2B」オンラインマーケットプレイスが注目を集めている。
中古車市場の現状

日本における中古車市場は、現時点では活況を呈している。日本自動車販売協会連合会による中古車の新規・移転・変更登録台数(普通乗用車・小型乗用車)によると、
・2019年:337.1万台
・2020年:334.3万台
・2021年:324.6万台
・2022年:303.9万台
・2023年:310.4万台
と、ここしばらくは中古車の品薄により登録台数が減少傾向にある。一方で「中古車購入実態調査2023」(リクルート調べ)によると、2023年の中古車市場規模は、3兆9062億円と推計され、前年より
「3484億円増加」
するとともに、調査開始以降拡大傾向にある。また、中古車購入単価も172.1万円と前年より15.5万円増加している。
半導体不足による新車の生産台数が減少し中古車が品薄になったことが、中古車の登録台数の減少および中古車価格の上昇につながっている。2023年以降は、新車の生産が回復したものの、中古車価格の水準は依然として高いままである。
このようななか、C2Bによる中古車オンラインマーケットプレイスを通じた取引のボリュームはどのくらいなのだろうか。正確な統計数値は手元にないものの、楽天Car車買取のホームページで3月の買い取り実績を調べると
「約500台」
となった。中古車販売台数は年間を通じてでは3月が最も多いことから、年間の買い取り実績を推定すると最大で6000台となる。
もちろん、ユーカーパックといった他社もあるが、年間の中古車の新規・移転・変更登録台数約300万台からすると、C2Bによる中古車オンラインマーケットプレイスは
「まだまだニッチな領域」
といえよう。