街中でひときわ目立つ「ラッピングバス」 その広告効果が全然あなどれないワケ

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石原慎太郎元都知事は、バスや路面電車の広告面積を「30平方メートル」に規制緩和した。さて、このラッピングバスの広告効果はどうなのだろうか。

ラッピング広告の高い効果

ラッピングしている路線バス(画像:写真AC)
ラッピングしている路線バス(画像:写真AC)

 ラッピング広告導入の効果はいくつか挙げられる。ひとつは

「反復性」

だ。バスは決まった時間に決まったエリアを巡回する。そのため、同じ人が同じ広告を目にする確率は非常に高い。日常生活のなかで自然に目に入り、それが繰り返されるため、広告が日常生活に溶け込み、徐々に記憶に残るようになる。

 さらに、タクシーや宅配バンに比べ、車両ははるかに大きい。つまり、広告面積が広く、見る人に与えるインパクトも大きい。したがって、広告媒体としての価値は高い。

 もうひとつ注目したいのは、路線バスの

「地域性」

の強さだ。路線バスは特定の地域を走るため、ターゲットを絞って広告を打つことができる。オフィス街を走る路線と住宅街を走る路線では、当然ながら広告のターゲットとなる客層は異なる。バスが走る地域の潜在顧客層を把握することで、多様な属性を持つ顧客層に訴求することが可能になるのだ。

 広告効果を最も高める要因は

「費用対効果」

である。日本大学が行った「ラッピングバスにおける広告効果」に関する調査によると、1万円あたり2万7704.9人がラッピングバスを閲覧し、駅貼りポスターの1万4590.5人を大きく上回った。全体の閲覧者数は駅貼りポスターの方が多かったが、1万円あたりの費用対効果はラッピングバスの方が高かった。

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