まずは、大阪~和倉温泉直通「特急サンダーバード」を復活させてはどうか?【リレー連載】やるぜ、能登復興。(1)

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3月16日、北陸新幹線の金沢-敦賀間が開通し、沿線は祝賀ムードに包まれた。本稿では、和倉温泉と大阪・名古屋を結ぶ直通特急の復活をさらに提案。その根拠を詳しく説明したい。

新幹線開業の影響

七尾駅のとホームに停車中ののと鉄道の普通列車。2009年12月25日撮影(画像:大塚良治)
七尾駅のとホームに停車中ののと鉄道の普通列車。2009年12月25日撮影(画像:大塚良治)

 2015年3月14日の同新幹線長野~金沢間開業の前日までは、越後湯沢発着の北越急行線経由の特急「はくたか」1往復の定期列車も和倉温泉に乗り入れていたが、新幹線開業と同日に全列車が廃止された(はくたかは北陸新幹線の列車名に)。

 和倉温泉へ1往復および富山に一部列車が乗り入れていたしらさぎは、金沢までの運行となった。また、サンダーバードの七尾線直通列車は1往復を残して、金沢までの運行となった。

 代わりに、能登かがり火が5往復新設され、七尾線の特急本数はダイヤ改正前と同じ6往復が維持された。また、「花嫁のれん」が

「北陸新幹線の開業効果の最大化、持続・定着化、および地域全体への効果の波及を図るため」(『JR西日本ニュースリリース』2014年7月7日)

2015年10月3日から運行を開始した。

 能登かがり火と花嫁のれんは、旧北陸本線区間のIRいしかわ鉄道線金沢~津端間を経由する。並行在来線での特急運行は可能であることがわかる。そもそも、しらさぎに至っては、名古屋~米原間で東海道新幹線と並行している。同区間では新幹線と在来線がともにJR東海であるため、しらさぎが存続しても同社収益への影響が限定的である点が幸いしている。敦賀以東の旧北陸本線の区間は

「JR西日本と別会社となった」

ことが、在来線特急廃止のひとつの要因と考えられる。

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