まずは、大阪~和倉温泉直通「特急サンダーバード」を復活させてはどうか?【リレー連載】やるぜ、能登復興。(1)
3月16日、北陸新幹線の金沢-敦賀間が開通し、沿線は祝賀ムードに包まれた。本稿では、和倉温泉と大阪・名古屋を結ぶ直通特急の復活をさらに提案。その根拠を詳しく説明したい。
所要時間の比較

筆者は、2009(平成21)年12月25日に、和倉温泉16時54分発サンダーバード44号に大阪まで乗車した。大阪20時37分着、所要時間は3時間41分と長時間の乗車だったが、一度乗車すれば、
「乗り換えなしで大阪まで行ける安心感」
は、何物にも代え難いと感じた。
試しに乗り換え検索サイトで、上記乗車日と同じ条件で和倉温泉→大阪を検索した。和倉温泉17時07分発普通列車で出発し、途中3回の乗り換えを経て、21時34分に大阪駅到着、所要時間は4時間27分である。
金沢~和倉温泉間を区間運転する特急「能登かがり火」の運行がある時間帯でも検索してみた。上記乗車日のサンダーバード15号和倉温泉行きは、大阪10時42分発→和倉温泉14時23分着、所要時間は3時間41分であった。乗り換え検索サイトでは、大阪11時12分発→和倉温泉15時02分着で、サンダーバード19号→新幹線つるぎ20号→能登かがり火7号と2度の乗り換えを経て、所要時間は3時間50分。いずれのケースでも、所要時間は増加している。
和倉温泉観光協会の宮西直樹事務局長は、あくまで一般論と断ったうえで「大阪で『和倉温泉行き』のアナウンスがなくなることによる広告効果の喪失は生じるだろう」としたうえで、
「ただ、JR西日本には早期割引の企画きっぷの販売など、一定のご配慮を頂いている」
との認識を示す。