「地方食材を買うなら → やっぱり駅でしょ」 乗り物の空きスペース使った「貨客混載」で、こんな時代がやってくるのか
「貨客混載」の取り組みが急速に拡大している。各交通機関は、新たな事業分野としてこれを推進する動きを強めている。
地域ビジネスの新展開
すでに、鉄道では貨客混載で輸送した食品を販売する産直マルシェが実施されている。
元々はこビュンの前身は産直マルシェのために試験的に実施された。生鮮品だけではなく、賞味期限が短く地元でしか消費されない人気スイーツを貨客混載で輸送し、都市部の駅構内で販売している。
このような取り組みは新しいものであり、改善していなくてはならない点もあるだろうが、魅力的な食品が集結しやすくなることで消費者にもメリットがあり、地域の事業者も新たなビジネスチャンスが期待される。
これからは新鮮な食品、珍しいスイーツはスーパーや百貨店ではなく、駅やバスの停車場に買いに行く時代が到来するかもしれない。