神戸ブランド失墜? 「異国情緒なんて魅力ない」と地元店は嘆き節、目玉のJR新三ノ宮駅起工で閉塞ムード打ち破れるか

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神戸市中央区三宮地区では大規模な再開発事業が進められており、その目玉となるJR三ノ宮駅の建て替えが始まった。市はこのプロジェクトを足掛かりに、長らく沈滞ムードが続いていた神戸を再生させたい考えだ。

若者に通用しない「神戸ブランド」

世界ランクを大きく落とし、沈滞ムードが漂う神戸港(画像:高田泰)
世界ランクを大きく落とし、沈滞ムードが漂う神戸港(画像:高田泰)

 かつての基幹産業・重厚長大型産業からの脱却も遅まきながら進めている。ポートアイランドでは先進医療施設や医療関係企業を集める「医療産業都市」構想が進行中。米IT大手のマイクロソフトは2023年、日本初の拠点となる人工知能の開発支援ラボを中央区に開設した。

 だが、医療産業都市は都市として十分に機能しておらず、医療産業団地にとどまっている部分も見える。市内に事業所を開設する企業は増えたが、本社を首都圏や大阪市へ移す企業も少なくない。産業構造の転換は道半ばだ。

 長田区から西宮市へ通学する女子大学生(19歳)は

「神戸の街は子どものころから変わらず、あか抜けない」

と語った。若い世代に神戸ブランドの“神通力”は通じない。玄関口の三宮が変貌を遂げれば、イメージが変わるだろうが、魅力ある街へ再生するには険しい道が待ち受けている。

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