神戸ブランド失墜? 「異国情緒なんて魅力ない」と地元店は嘆き節、目玉のJR新三ノ宮駅起工で閉塞ムード打ち破れるか

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神戸市中央区三宮地区では大規模な再開発事業が進められており、その目玉となるJR三ノ宮駅の建て替えが始まった。市はこのプロジェクトを足掛かりに、長らく沈滞ムードが続いていた神戸を再生させたい考えだ。

届かないインバウンドの波

大阪梅田行きの特急列車が到着した阪神神戸三宮駅ホーム(画像:高田泰)
大阪梅田行きの特急列車が到着した阪神神戸三宮駅ホーム(画像:高田泰)

 インバウンド観光の波にも乗り遅れた。

 大阪市の心斎橋や京都市の四条河原町は大きなバッグを引きずる外国人観光客であふれているが、三宮でそんな光景はあまり見られない。近くの北野異人館周辺は休館、閉館する施設、店舗の続出で閑古鳥が鳴いている。

 観光庁によると、兵庫県で2023年に宿泊した外国人客は延べ約102万人泊。大阪府の約1848万人泊、京都府の約1212万人泊に遠く及ばない。三宮で飲食店を営む女性(48歳)は

「神戸牛を食べにくる団体をたまに見るが、異国情緒なんて外国人にとって魅力ではない。神戸は置いてけぼり」

と苦笑した。

 市は海外のインフルエンサーを招き、SNSを通じて魅力を発信している。その結果、北区の有馬温泉では一定の効果を上げてきたが、浸透の足並みは鈍い。市観光企画課は

「異国情緒が売りの神戸観光の質を考えると、外国人観光客を一気に増やすのは難しい」

と頭を痛めている。

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