徒歩わずか7分! 「西日暮里駅」から日暮里駅までの距離がメッチャ短い理由
高輪ゲートウェイ駅は、国鉄がJRに移管されてから初めての新駅であり、2番目に新しい駅は西日暮里駅である。この駅の謎が解けた。
日暮里駅の近くに新たな駅を作る理由

西日暮里駅の開業は、マクドナルドの日本1号店が銀座に開店し、日清食品「カップヌードル」が発売された1971(昭和46)年のことだ。
高輪ゲートウェイ駅は、それまで山手線で最も駅間距離が長かった品川駅と田町駅の間(2.2km)に設けられた。その結果、駅間は下記のようになった。
・品川駅~高輪ゲートウェイ駅:0.9km
・高輪ゲートウェイ駅~田町駅:約1.3km
一方、西日暮里駅と隣駅との距離は次の通りである。
・日暮里駅~西日暮里駅:0.5km
・西日暮里駅~田端駅:0.8km
数字を比べると、西日暮里駅はもともと比較的近距離にあった駅間に新設されたことがわかる。
ではなぜ、日暮里駅から歩いてもわずか7分程度の近接地に新駅が作られたのか。そのヒントは、西日暮里駅のある“独自性”にある。国鉄時代より西日暮里駅は、地下鉄千代田線の西日暮里駅と接続していた(現在は日暮里・舎人ライナーとも接続)。そこが重要なポイントだ。