ドラマ『ナイトライダー』が現実に? 生成AIがカーナビにもたらす革命的変化、80年代の夢はそう遠くない

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チャットGPTの利用者数は現時点ですでに1億人を超えているといわれ、AIサービスのリーダー的存在となっている。こうしたサービスは、クルマにどのような影響を与えるのだろうか。

生活の「コントロールセンター」化

AI×自動車のイメージ(画像:写真AC)
AI×自動車のイメージ(画像:写真AC)

 生成AIがカーナビに本格的に活用されると、ユーザーにはどのようなメリットがあるのだろうか。

 まず、基本的なルート案内がより詳細になる。生成AIはドライバーのリクエストに対して、少なくともいくつかの提案をするようになる。ルート案内の過程で、買い物や給油などさまざまな要望にも難なく対応できるようになる。

 ここで重要なのは、ルート案内でもその他の案内でも、AIがドライバーと密にコミュニケーションを取り、よりよい案内のために情報を処理できることだ。学習機能が進化すれば、車両側が過去の情報をもとにドライバーに提案できるようになることが期待される。

 さらに、AIは必要に応じてナビゲーション以外の指示も出すことができる。例えば、車内のエアコンやオーディオの操作、ハンズフリー通話の制御、スマートフォンアプリなどの家電操作などが、AIとのコミュニケーションを強化しながら行えるようになる。つまり、カーナビは単なるナビゲーション機器ではなく、ユーザーの日常生活の

「コントロールセンター」

となるのだ。

 この話を聞くと、昔テレビで放送されていたある海外ドラマを思い出すかもしれない。1980年代の米国のアクションドラマ『ナイトライダー』である。

 ドラマに登場したハイテクカー「ナイト2000」には、「K.I.T.T.」と呼ばれる独自の人工知能システムが搭載されており、車両の制御だけでなく、外界との通信やドライバーとの会話、さまざまな提案を行っていた。

 1980年代、ナイトライダーはフィクションの世界にしか存在しなかった。しかし、あれから40年が経過した。生成AI技術がフィクションを現実にしようとしている。

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