「騒音」「ポイ捨て」「不法侵入」 “観光公害”頻発で地元民うんざり、ライドシェアの導入は本当に効果的なのか?

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ライドシェアは、大規模な観光地でのオーバーツーリズム対策にも活用される。その背景には何があるのだろうか。

タクシードライバーの厳しい現実

タクシー運転者の年間労働時間の推移。「賃金構造基本統計調査」より(画像:厚生労働省)
タクシー運転者の年間労働時間の推移。「賃金構造基本統計調査」より(画像:厚生労働省)

 熟練のドライバーのタクシーに乗車する安心感は代えがたいものがある。観光地でのさりげない観光案内もありがたい。ガイドブックに載っていない地元ならではの情報が手に入ったりする。地域観光においては、人を運ぶだけでなく、

「さまざまな役割」

を果たしている。タクシードライバーのサービスクオリティーはとても高いといえる。しかし、その労働環境は厳しいものがある。

 タクシードライバーは全産業と比較して労働時間が年間で200時間前後長い(新型コロナウイルス感染拡大下だった2020年以降は同レベルになっている)のに対し、収入は200万円近く低いレベルにとどまる。

 タクシードライバーのなり手不足の問題は資格取得のハードルだけではなく、労働環境の悪さが若者を遠ざけている面もある。特に観光地においては、数を増やすことだけではなく、質を守ることも踏まえ、タクシードライバーの職能を守り育てることも検討してほしい。

 ライドシェアの政策に関しては、まだいろいろ変化していく可能性がある。4月以降の動向を見守りたい。

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