京葉線「通勤快速廃止」 通勤時間20分増どころか、実はその「1.2倍」だった!

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京葉線の通勤快速が廃止され、東京~蘇我間の所要時間が20分延びたと各社が報じていたが、前回のダイヤ改正と合わせて実際は「24分の増加」だったことが判明した。

「退化」する京葉線

JR東労組千葉地方本部のウェブサイト(画像:JR東労組千葉地方本部)
JR東労組千葉地方本部のウェブサイト(画像:JR東労組千葉地方本部)

 鉄道事業法23条の適用が難しくとも、沿線自治体の力が徐々に実りをもたらしている。JRは1月15日に早朝の快速2本の継続を表明。その後、毎年3月のダイヤ改正のタイミング以外の見直しの可能性にも言及した。

 また当初は、特急列車についても10両編成の運転を取りやめ、5両への減車をするとしていたが、JR東労組千葉地方本部のウェブサイトによると、この特急減車もいったん撤回となり、6月28日まで朝の上りわかしお2号を10両編成とするほか、その他ラッシュ時に運転されるさざなみ号1往復と、わかしお上り5本、下り6本を9両編成とするとの説明が会社側からあったという。

 有料の特急とはいえ、取りあえずは通勤快速利用者の受け皿は確保されるようだ。だが通勤快速利用者の半数が降車する新木場駅は通過だ。新木場駅への臨時停車についても検討すべきである。

 かつて「進化する毎日 京葉線」というキャッチフレーズがあった京葉線だが、近年は明らかに「退化する毎日」である。今後もダイヤ談義が盛り上がるよう、筆者はわずかな変化も率先してキャッチしていきたい。

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