熊本市が福岡市に追いつく日 カギとなるのは「公共交通」だ TSMCも追い風、23日「バス・電車無料の日」で考える

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本日12月23日、熊本市でイベント「バス・電車無料の日」が開催される。その名のとおり、地元住民から観光客まで誰でも無料で市内のバスや電車、路面電車に乗ることができる。

今後の課題と展望

合志市と熊本市内を結ぶ熊本電鉄も無料で乗車できる(画像:弘中新一)
合志市と熊本市内を結ぶ熊本電鉄も無料で乗車できる(画像:弘中新一)

 このような状況において、無料という形で利用へのきっかけを与えることは非常に意義深い。しかし、現在の成功とは裏腹に、熊本市は「バス・電車無料の日」の評価に慎重である。

 特に、市が公表している資料によると、2022年の開催日はクリスマスイブという特別な日であったため、その結果が一般的な状況を反映しているかどうかは慎重に検証する必要があるとしている。

 ここでは、新型コロナウイルスの影響からの回復も影響していると指摘されている。これらを踏まえ、今後の事業を継続的に実施するためには、料金設定や時間帯などさまざまなパターンの行動データを蓄積・分析する必要があると結論づけている。

 熊本市の経済状況は良好だが、決して楽観視しているわけではなく、堅実で持続可能な施策を志向している。ともあれ、今回の無料の日は、市民が忘れていた公共交通の利便性を再認識する機会となることは間違いない。熊本が福岡に追いつくためには、この公共交通がカギとなるのだ。

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