超高齢社会の現実! 「介護送迎」で事故・トラブルが絶えない根本的理由とは

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介護業界の送迎事故が後を絶たない。問題の根本解決に必要なことは何か。

専任職員採用の困難

介護送迎のイメージ(画像:写真AC)
介護送迎のイメージ(画像:写真AC)

 専任職員の採用には、次のような課題がある。

・求人を募集しても、応募がこない
・応募者が高齢者の場合が多い

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングが実施した調査(厚生労働省委託事業)によると、回答者1193人のうち21.3%が「送迎専任職員の採用が困難」と回答している。

 その理由は、常勤の専任職員は「朝」と「夕方」の時間帯のみの勤務であり、パートタイムでの雇用が中心となる。そのため、定年退職者など高齢者の応募が多いと思われる。
 独自ウェブ調査のコメントでも、送迎専任職員は高齢者が多いというものがあったが、統計資料は探せず、数ある意見のひとつであることは留意してもらいたい。

 人手不足については本稿では論じないが、空いた時間を有効活用した「新たな輸送力」として送迎専任職員を有効活用することは、公共交通が不足している地域での新たな取り組みとして理解できる。

 特に、福祉有償運送の範囲内で、近隣の障害者や高齢者の通院送迎に活用するのはよい発想だが、高齢の送迎専任職員が

「他の送迎業務に疲れて事故を起こす」

では本末転倒なため、運用には慎重を期する必要がある。

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