世界に広がるスケボー熱! その歴史は、遊びのための「移動手段」として始まった
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日本では、スケートボードは遊びや娯楽といった「文化」としての側面が強い。その歴史とは。
サーフィン文化との結びつき

今でこそ幅広い層に親しまれるようになったスケートボードだが、建築史家のイアン・ボーデンによると、その起源は1930年代から1950年代までさかのぼる。場所は米国のカリフォルニア州といわれており、現在のスケートボードとは
・形状
・可動域
が少し異なっていた。
スクーターのようにハンドル部分があった。もともとは、スケートボードのようにローラーを取り付けた5cm×10cmの板の前方に、木製のリンゴ箱を立てかけて固定。箱の幅よりも長い細い木の板がハンドルとして取り付けられていた。
ハンドルを握り、片足で前に押して乗っていたようだ。そのため、現在のスケートボードのように湾曲した場所を滑ることはできず、郊外の平地を走る乗り物だった。
その後、1950年代後半までに、現在のスケートボードの原型が登場した。木箱とハンドル部分がなくなり、東ロサンゼルスの子どもたちはそれで近所を走り回ることができた。以前よりもシンプルになり、持ち運びもできるようになったが、小石があったり滑らかでなかったりする道では滑りにくく、耐久性も低かった。
こうしたなか、1956年に最初のスケートボードが発売された。以前よりも滑りやすくなったものの、平滑でない道では壊れやすかった。そのため、サーフショップのヴァル・サーフが、シカゴのスケートローラー社からローラースケート用のパーツを流用してスケートボードを販売するようになった。背景には、この頃カリフォルニアでサーフィン文化が芽生え、一部のサーファーがスケートボードを始めていたことがある。
初期から1960年代前半までのスケートボードの主な用途のひとつは、子どもたちの
「地元の交通手段」(イアン・ボーデン)
だった。