鉄道でトラックごと輸送 一世を風靡した「ピギーバック輸送」は2024年問題の助っ人になれるか?

キーワード :
, ,
ピギーバック輸送とは、トラックやコンテナを鉄道で“直接”輸送する方法で、主に欧米で行われているが、実は日本でも以前から試みられていた。日本では国鉄末期の1986年11月に導入された。

再導入の価値

トラック(画像:写真AC)
トラック(画像:写真AC)

 では、現代のモーダルシフトのなか、ピギーバック輸送の再導入にどれほどの価値があるのだろうか。ドライバー不足問題を解決するためにピギーバック輸送を再導入するという提案は単純ではない。

 JR貨物が専用の貨車やトラックを開発するなど、初期投資も大きい。そのようなコストを負担する価値があるかどうかを慎重に検討する必要がある。特に貨物駅の新設など、追加投資が必要になる可能性がある。

 輸送量の問題もある。過去のピギーバック輸送を見ると、最大積載量は4tトラック3台で、10tトラック1台をわずかに上回る程度である。日本の鉄道の制約を考えると、積載量を増やすのは難しい。

 しかし、現代の技術や社会情勢、モーダルシフトの必要性などを考慮すれば、ピギーバック輸送を再考する価値はある。課題は多いかもしれないが、それを解決することで、効率的で環境に優しい輸送方法が実現できるかもしれない。

 かつて一世を風靡したピギーバック輸送は、日本の交通問題を解決する新たな解決策として期待されているのかもしれない。

全てのコメントを見る