西武鉄道も導入 「鉄道中古車」はなぜいまアツいのか? 人気車両は“奪い合い”状態という現実
西武鉄道はこのたび、東急電鉄や小田急電鉄から、「サステナ車両」として中古車を導入することになった。東急電鉄からは大井町線で使用されている9000系、小田急電鉄からは、本線などで活躍する8000形が導入されることになる。
地方私鉄の新車、安く導入できる秘密

そんななか、新車を導入できる経営体力のある地方私鉄もある。静岡鉄道だ。
同社の鉄道は静岡市中心部と旧清水市エリアを高頻度で結んでいる。この鉄道会社では、2016年から新車のA3000形電車を導入し、1000形を置き換えている。なお1000形は、熊本電気鉄道などに譲渡された。
この車両は、総合車両製作所という車両メーカーの「sustina」というオールステンレス車体のブランドを使用している。扉の数や車体長によって規格化されており、静岡鉄道が導入したのは3扉18mのものである。
作り方や車両の仕様が規格化されていることで、地方私鉄でも新車は導入できるということだ。パターンオーダーのような車両だと考えていい。だから導入しやすかった。
多くの地方私鉄では、中古車を使い倒す傾向がある。そんななかで人気の中古車というのも出てくる。出物があるのを待っている。既存の車体長18mの車両は注目が集まっている。
一方で、車両メーカーはパターンオーダーのような車両もつくることができる。鉄道中古車をめぐる話には面白い話が多いのである。