西武鉄道も導入 「鉄道中古車」はなぜいまアツいのか? 人気車両は“奪い合い”状態という現実

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西武鉄道はこのたび、東急電鉄や小田急電鉄から、「サステナ車両」として中古車を導入することになった。東急電鉄からは大井町線で使用されている9000系、小田急電鉄からは、本線などで活躍する8000形が導入されることになる。

VVVF化100%でCO2排出削減

東急電鉄9000系(画像:西武鉄道)
東急電鉄9000系(画像:西武鉄道)

 西武鉄道ではいまだに界磁チョッパ制御や抵抗制御といった、古い制御装置の車両を有している。

 一方、新しいVVVFインバーター制御の車両は、西武新宿線や西武池袋線といった本線系統で使用しており、地下鉄直通対応車両のことを考えると、古い車両の編成を短くして支線に、というのは難しい状態だ。

 そこで本線系統には新車を導入し、支線系統にはサステナ車両として他社のVVVFインバーター制御の車両を導入することにした。

 サステナ車両として導入される車両は、古い車両でありながらも、西武の同時代の車両に比べると先進的な技術が使用されていたため、

「価値ある中古車」

として導入されることになった。さて、どんな価値だろうか。

 サステナ車両を100両導入することで、年間約5700tのCO2を削減できる。使用電力量としては、50%の減となる。また、車両のリユースによるCO2削減も可能だ。新車ではなく中古車を大量導入することで、

・経費節減
・環境への配慮

を実現したといえるだろう。

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