クルマ購入時、「正規ディーラー」「販売代理店」どちらで買えばお得? そもそも両店はどう違うのか
街を歩いているときやクルマで走っているとき、自動車メーカーの看板を掲げた販売店をよく見かける。これをディーラーと呼ぶが、ディーラーにもさまざまな形態があるのをご存じだろうか。
家電製品と似たスキーム

以下、残り三つのポイントだ。
●契約しているメーカーのモデルしか扱えない
基本中の基本だが、正規ディーラーはその看板で商売している限り、他メーカーの新車は扱わない。メーカーと契約し、看板を掲げることが許されているからこそ、そうした制約が存在するのである。
正規ディーラーの場合、新車販売店と中古車販売店があるが、中古車販売店は顧客から下取りした他メーカーのクルマを販売することはあっても、原則として他メーカーのクルマは扱わないといっていいだろう。
●クルマはメーカーから直接仕入れる
正規ディーラーが顧客に販売するクルマは、メーカーから卸売りされる。正規ディーラーといっても、メーカーが直接販売しているわけではなく、販売会社(ディーラー)がメーカーから卸値でクルマを仕入れ、一般消費者に販売している。
家電業界も同じで、例えば冷蔵庫はメーカーが製造し、メーカーが町の電気店や家電量販店に卸し、そのお店が店頭で販売する。自動車はもっと高価な製品だが、製品の流通スキームは似ている。
●小売りと特販の2種類が存在する
正規ディーラーのなかには、一般消費者にクルマを販売するだけでなく、後述する販売代理店と呼ばれる「街のクルマ屋さん」にクルマを卸す商社の役割を担っているところもある。
見出しでは小売りと特販としたが、いい換えれば直販と卸売ともいえる。自動車メーカーは、自社製品である自動車を卸す顧客を絞り込むことで、流通価格が変動しにくいようにコントロールしているのだ。