クルマ点検時、ディーラーがやたらと「メンテナンスパック」を勧めてくる理由
ディーラーにクルマを点検整備に出したとき、メンテナンスパックを勧められたことはないだろうか。そのメリット・デメリットとは。
「メンテナンスパック」とは何か

ディーラーにクルマを点検整備に出したとき、メンテナンスパックを勧められたことはないだろうか。複数回の点検やオイル交換の費用を前払いすることでお得になるという商品だが、実際にはどうなのだろうか。売り手と買い手の両方の視点から考えてみよう。
そもそも、車検は大きく
・法定点検
・任意点検
にわけられる。
法定点検には12か月点検と24か月点検があり、24か月点検は車検とも呼ばれる。一方、任意点検は法定点検と法定点検の間に半年ごとに実施されるもので、メーカーやディーラーによっては「安心点検」と呼ばれることもある。
メーカーやディーラーが販売するメンテナンスパックには、このふたつの点検に加え、消耗品(エンジンオイル、オイルエレメント、ワイパーゴム)の交換が含まれており、複数回購入することで割安になる。