自動車メーカーがわざわざ「子ども向けサイト」に力を入れる理由

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各自動車メーカーが子ども向けサイトを持っている。メーカーによっては、クルマができるまでの工程をサイトで特集していたり、バーチャル工場見学として、その過程をオンラインで「社会科見学」できるものもある。

各企業が注力

パソコンの画面を見つめる子どもたち(画像:写真AC)
パソコンの画面を見つめる子どもたち(画像:写真AC)

 政府機関やさまざまな企業が「子ども向けサイト」を作っている。大人向けの一般的なサイトとは異なり、企業活動や社会の仕組みなどを子どもでも理解できるように、わかりやすく丁寧に解説しているものが多い。また、小学校低学年でも読みやすいように漢字にふりがなをつけているのも特徴だ。

 そのほかにも、子どもの興味を引くような鮮やかな色使いや、動きのあるアイコンなど、飽きさせない工夫が随所に施されている。また、オリジナルキャラクターがサイトの案内役になっている場合もある。

 自動車業界では、トヨタ、日産、ホンダなど多くのメーカーが子ども向けサイトを持っている。メーカーによっては、クルマができるまでの工程をサイトで特集していたり、バーチャル工場見学として、その過程をオンラインで「社会科見学」できたりするものもある。実際、こうしたサイトのコンテンツは子どもだけでなく、大人も楽しめるものばかりで、興味をそそられる。

 では、なぜ大人向けのサイトだけでなく、子ども向けのサイトも作られるのだろうか。

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