自動車メーカーがわざわざ「子ども向けサイト」に力を入れる理由

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各自動車メーカーが子ども向けサイトを持っている。メーカーによっては、クルマができるまでの工程をサイトで特集していたり、バーチャル工場見学として、その過程をオンラインで「社会科見学」できるものもある。

子ども向けサイトの中身

トヨタのクルマができるまでの一連の生産工程を知ることができるサイト「トヨタバーチャル工場見学」(画像:トヨタ自動車)
トヨタのクルマができるまでの一連の生産工程を知ることができるサイト「トヨタバーチャル工場見学」(画像:トヨタ自動車)

 自動車業界に目を向けると、日本の自動車メーカー各社が子ども向けサイトを制作している。その内容は、各社さまざまだ、

・クルマの歴史
・クルマの作り方
・モータースポーツについて
・交通安全や交通ルールについて

などが挙げられる。

 ほかには、クルマに関するクイズや塗り絵、工作などもある。クルマの自由研究の紹介やSDGsのわかりやすい解説など、子どもが興味を持ちそうなコンテンツもある。

 トヨタ、日産、ホンダ、三菱、スバルも「バーチャル工場見学」を提供している。バーチャル工場見学といっても、どのような機械が使われているのか、どのような作業が行われているのか、映像を使って詳しく説明されているなど、サイトによって体験できる内容は異なる。また、工場内のロボットの音や動きを動画で紹介しているサイトもある。

 メーカーによって仕様はさまざまだが、いずれもインターネットを通じて実際に稼働している工場を見ることができ、子どもだけでなく大人も満足できる内容になっている。

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