北米で存在感を増す韓国勢 ステランティスとLGが合弁 車載バッテリー工場を建設へ

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ステランティスN.V.とLGエナジーソリューションが、北米でEVバッテリーを生産する合弁会社の設立に合意。韓国バッテリー大手3社は北米企業とそれぞれ合弁を発表しており、北米市場で存在感が増している。

北米進出が続く韓国バッテリー各社

 LGエナジーソリューションの北米でのバッテリー合弁は、ステランティスの前にGMとも合弁が成立しており、これで二つ目の事例となった。

 そのほかにも韓国勢としては、SKイノベーションがフォードと、サムスンSDIがステランティスとの合弁を発表している。

 韓国のバッテリー大手3社は、これで揃って北米ビッグ3との合弁にこぎつけ、大規模なバッテリー工場の建設が決まった。

 世界の自動車市場は、中国・欧州・北米の3地域が際立って大きいが、その一角である北米市場のバッテリー生産は、韓国勢が大きな存在感を示すことになる。

 日本勢としては、パナソニックが韓国勢に先立ってテスラとの合弁を成功させ、バッテリー生産に乗り出しているが、その後のニュースが聞こえてこない。相対的に存在感が薄れていることは否めない。

関係者のコメント

 ステランティス最高経営責任者(CEO)のカルロス・タバレス氏は、「本日の発表は、当社が積極的な電動化ロードマップを展開し、7月のEVデーイベントで行った公約を実行していることのさらなる証明です。これは2030年までに最低260GWhの容量を達成するために、ステランティスのポートフォリオに加わる次の“ギガファクトリー”となります。この戦略的プロジェクトに関わった一人ひとりに心より感謝したいと思います。私たちはともにベンチマークとなる効率性で業界を牽引し、魅力的な電動車両をお届けします」と話す。

 LGエナジーソリューションの社長兼CEOであるキム・ジョンヒョン氏は、「ステランティスとの合弁会社設立は、我々の長年のパートナーシップにおける記念すべきマイルストーンとなります。LGエナジーソリューションは、私たちが持つ独自の技術力と量産能力を活用して、この地域の顧客にバッテリーソリューションを提供する企業としての地位を確立します」とコメントを寄せている。