北米で存在感を増す韓国勢 ステランティスとLGが合弁 車載バッテリー工場を建設へ

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ステランティスN.V.とLGエナジーソリューションが、北米でEVバッテリーを生産する合弁会社の設立に合意。韓国バッテリー大手3社は北米企業とそれぞれ合弁を発表しており、北米市場で存在感が増している。

ステランティスとLGのパートナーシップ

ステランティスN.V.とLGエナジーソリューションが合弁会社を設立(画像:LGエナジーソリューション)。
ステランティスN.V.とLGエナジーソリューションが合弁会社を設立(画像:LGエナジーソリューション)。

 ステランティスN.V.とLGエナジーソリューションは2021年10月、北米向けのバッテリーセルやモジュールを生産する合弁会社の設立に合意したと発表した。

 ステランティスは2030年までに米国での販売台数の40%以上を電動車にするという目標を掲げており、この目標を達成するために合弁会社で新たなバッテリー製造施設を建設する計画だ。2024年の第1四半期までに操業を開始する予定で、年間40GWhの生産能力を目指している。

 新工場で生産されたバッテリーは、米国、カナダ、メキシコのステランティスの車両組立工場に供給され、ステランティスのブランドで販売されるプラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)に搭載される。

 両社の電動車におけるパートナーシップは、2014年にステランティス(当時はフィアット・クライスラー・オートモービルズ)がミニバン「クライスラー・パシフィカ・ハイブリッド」のリチウムイオンバッテリーと制御装置のサプライヤーとしてLGエナジーソリューション(当時はLG化学)を選定したことにさかのぼる。今回の発表により、両社はこれまでのパートナーシップをさらに強固なものとし、互いの強みを活かしていく。

 ステランティスは、2025年までに電動化とソフトウェア開発に300億ユーロ以上の投資を計画している。また、設備投資と研究開発費の合計額と売上高を比較して、業界よりも30%以上効率的であり続けることを目標としている。

 新施設の場所は検討中。この施設の起工式は2022年の第2四半期に行われる予定だ。