バイクに“ETC”必要? 休日ライダー必見、「未搭載 = 損」と言われてしまう理由

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2001年に全国展開を開始したETC。その利用率は年々上昇しており、ライダーたちの間でも搭載の流れが押し寄せている。メリットとは。

2023年から一部地域で搭載助成金

南関東、甲信、東海、北陸エリアで実施している「ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2023」(画像:NEXCO中日本)
南関東、甲信、東海、北陸エリアで実施している「ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2023」(画像:NEXCO中日本)

 また2023年4月からは、一部地域でETC搭載の助成金が支給されている。これは、NEXCO西日本管轄となる関西・中国・四国・九州エリア限定のキャンペーンで、ETCを新規契約しETC2.0車載器を搭載した車両5万台を対象に、最大1万円が助成されるというものだ。過去には、関東地方を対象にした同様のキャンペーンも行われており、今後も各地域を対象にしたキャンペーンも登場すると予想される。

 このキャンペーンを活用すれば、ETC搭載にかかる費用を軽減できる。特に、ETCの初期費用が高くてなかなか搭載に踏み切れなかったライダーにとっては、この助成金が大きなメリットとなるだろう。

 ETC搭載による助成金や先述したツーリングプランなどを活用することで、経済的にも有益であり、バイクを楽しむ時間を増やすことにもつながる。これは、休日しかバイクを利用しない休日ライダーにとっても、有益な情報であることは間違いない。

 普段高速をあまり利用しないライダーにとっても、ETCの利用はよりお得に高速道路を利用しやすくなるほか、初期費用の負担を軽減する機会も増えていることから、ETCを搭載するきっかけとしては十分だろう。

 ただし1点注意点がある。もし搭載を決めたのであれば、セットアップ・取り付け作業はETC認定店で行うようにしてほしい。これは、国からの方針によって決められたものであり、セットアップを認定店で行わないと、ETC車載器が正常に稼働しない可能性があるのだ。

 近年では、国が高速道路のETC専用化のロードマップを策定。首都高や一部の高速道路の料金所では、早くもETC専用化が進み、もはや「ETCを搭載するべき」と促しているようにも捉えられる。自身のバイクライフを充実させるためにも、ETC搭載のメリットを改めて確認し、ぜひとも検討していただきたい。

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