バイクに“ETC”必要? 休日ライダー必見、「未搭載 = 損」と言われてしまう理由

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2001年に全国展開を開始したETC。その利用率は年々上昇しており、ライダーたちの間でも搭載の流れが押し寄せている。メリットとは。

ETCを搭載するメリット

高速道路を疾走するバイク(画像:写真AC)
高速道路を疾走するバイク(画像:写真AC)

 そもそも、バイクにETCを搭載するメリットには、どんなものがあるのだろうか。

 まず、ETCを搭載すれば、その都度料金所で支払いを行う手間が省け、スムーズな通行が可能となる。それによって料金所の一般レーンで列に並ぶ必要がなくなるほか、

「荷物から財布を取り出す」
「グローブを外したり付けたりする」
「バイクを再発進させる」

などといった面倒な作業も全てなくなる。ライダーにとって、停車することなくノンストップで走り続けることは、快適さと時間の節約を意味するのだ。

 特に、長距離を走る場合や渋滞が予想されるルートを選ぶ場合、ETC2.0の利用は非常に有益である。これは、ETC2.0の特徴のひとつである

「渋滞回避ルートに対応」

している点と関連がある。

 新しいETC2.0では、道路側のアンテナITC(高度道路交通システム)スポットを使った高速・大容量の双方向通信が可能に。これによって周辺の道路混雑状況を取得し、最適な迂回ルートの案内ができる。比較的空いている有料道路などを使用すると、渋滞緩和に貢献したとシステムが自動認識し、料金所において割引が適用されるのだ。

 さらに近年では、ETC搭載車両しか出入りできないスマートICも登場。国土交通省によると、2023年3月時点で全国に153か所あり、スマートIC専用の出入り口が設置されているほか、一部のサービスエリアなどにも設置されている。目的地の最寄りインターチェンジがスマートICであれば、ETCユーザーにとってはありがたい存在となり得るのだ。

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