バスに乗りながら深海生物を堪能! 興奮体験もデジタル再現 「観光DX」が広げる令和の観光産業とは

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デジタル化が急速に進展した欧米各国や中国などと比較して、日本はデジタル化に大きく後れをとっている。岸田内閣では国内のDX推進を政策にかかげており、観光DXもその一環だ。

コロナ禍で活発化したオンラインツアー

クラウドファンディングのイメージ(画像:写真AC)
クラウドファンディングのイメージ(画像:写真AC)

 3年間に及んだコロナ禍の逆風のなかで、観光・レジャー産業ではいやおうなしにデジタル化が進展した。コロナ禍の感染予防で非接触のサービスが求められたため、電子チケットの導入、キャッシュレス決済の導入が進展した。

 また、コロナ禍の観光・レジャーに大きな変革をもたらしたのがオンラインでの取り組みである。利用者とのつながりを絶やさないために、SNSでの利用者とコミュニケーションが拡大し、動画配信に加え、オンラインツアーが活発化、さらに内容も深まっている。

 例えば、地方の酒蔵見学はインバウンドも含めた地域の人気観光資源だが、コロナ禍では見学ができなくなり、対応策としてオンラインの酒蔵見学を実施した。リモート会議アプリを活用したリアルタイムのオンラインツアーで、事前に酒が送られ、参加者全員で味わいながらツアーを楽しむもの。

 地元ならではの酒のさかなやぐい飲みなどがセットで送られてきたり、杜氏(とうじ)が質問に答えたり、通常は公開しない場所にカメラが入ったりと、特別な体験が用意された。

 その結果、海外も含め遠方からの利用者があり、想定以上の反響を得たという。さまざまな酒蔵で実施が拡大し、専用プラットホームも整備された。このようなオンラインツアーを核に、地域観光でのオンライン施策強化が期待される。

 また、コロナ禍で資金調達の手段として急速に拡大したのがクラウドファンディングである。READYFOR、CAMPFIRE、Makuake、ふるさと納税を活用したさとふるクラウドファンディングなどが活用されている。

 当初はオンラインでの収益化はあまり見られなかったが、最近では積極的な施策として、ライブ配信でのスーパーチャット、ウェブ投げ銭にも取り組むところもある。また、新たな技術としてメタバースやNFT(非代替性トークン)も注目されており、すでに取り組んでいるところも見られる。

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