CAの「スニーカー着用」アリ?ナシ? かつてはヒール派大多数、元CAライターが語る切実事情とは

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客室乗務員がヒールのあるパンプスではなく、「スニーカー」を履くことについて、あなたは賛成だろうか、それとも反対だろうか。

CAは機内で「1万歩」歩くことも

飛行機(画像:写真AC)
飛行機(画像:写真AC)

 緊急脱出時にスライドを利用する際、ヒールのある靴は必ず脱ぐというルールが存在することを知らない人も多いだろう。スライドを傷つける恐れがあり、かつ緊急脱出後に足を守れないヒール靴が制服の一部ということはおかしな話でもある。

 一方で「CAはそこまで機内で歩かないのでは」といった声を聞くこともある。実際は想像する以上に動き回る業務であることは知られていない。

 筆者はCA時代、B777-300型機(全長74m)の後方エコノミークラスから、最前列エコノミークラスまでの歩数を数えたことがある。往復距離で約70m、歩数は100歩と結構な距離だった。

 コールベルを10回受けるだけで1000歩ほど歩く計算となる。食事やドリンクサービスなどの他の業務を合わせると、フライト終わりには歩数が

「1万歩」

を超えることも多かった。こうしてみると、なかなかハードな運動量ではないだろうか。

 着圧ストッキングを履いたり、休憩時間にマッサージしてみたりと負担軽減を試みても、乗務後は足がパンパンにむくんで靴ずれができることも多く、痛くて疲れて歩けなくなってしまうことも日常茶飯事だった。機能性抜群のスニーカーに履き替えられたならどんなに楽だったことだろう、と今振り返ると感じる。

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