カンタス航空の2025年「世界最長航空路線」は成功するか? エコノミー席で“20時間拘束”という非現実性、燃費パフォーマンスも大丈夫か

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オーストラリアのカンタス航空が2022年5月、“世界最長路線”となる定期便を2025年末に就航すると発表した。フライト時間は約20時間。成功するのか。

“世界最長路線”誕生へ

カンタス航空の飛行機(画像:カンタス航空公式ツイッター)
カンタス航空の飛行機(画像:カンタス航空公式ツイッター)

 オーストラリアの東海岸から、ノンストップでヨーロッパとニューヨークへ――。

 オーストラリアのカンタス航空が2022年5月、“世界最長路線”となる定期便を2025年末に就航すると発表した。オーストラリアのシドニーとニューヨーク、ロンドンをつなぐ約1万7000kmの超長距離線である。

 これまでの世界最長路線は、シンガポール航空のシンガポール(SIN)~ニューヨーク(JFK)線の飛行距離約1万5330km、フライト時間18時間45分だった。

 しかし今回の路線が実現すれば、約20時間のウルトラロングフライトの誕生となる。

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