日本とはレベルが違う! 台湾の妊婦向け「交通施策」の充実っぷり、“3種の神器”って何? 大手企業では毎月7万円のタクシー手当も
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台湾では妊婦のためのモビリティ関連施策が多数ある。今回は「妊婦交通の3種の神器」と言われている三つの施策、「妊婦駐車証」「妊婦ステッカー」「LED妊婦バッジ」を紹介する。
妊婦の交通「3種の神器」とは

妊婦が公共交通機関を利用する際、妊娠がまだ目立たない初期に周囲からの配慮を受けにくいことが問題視されている。台湾では妊婦のためのモビリティ関連施策が多数ある。今回は「妊婦交通の3種の神器」と言われている三つの施策、「妊婦駐車証」「好孕貼紙(妊婦ステッカー)」「LED好孕吊飾(LED妊婦バッジ)」を紹介する。
「妊婦駐車証」は、母子手帳を受け取る際に同封されている。この駐車証を持っていれば、専用スペースで駐車できる。政府機関やショッピングモールなど、収容台数が25台以上の駐車場では、
「2%」
の駐車スペースが、妊婦や6歳以下の子どもを持つ家族向けに確保されている。
実際に利用者に聞いてみると、専用スペースはエレベーターに最も近い場所に設置されることが多く、特に妊娠後期では非常に助かるとの声が多い。
「妊婦ステッカー」の効力

「好孕貼紙(妊婦ステッカー)」はカバンや胸元、上腕部の衣服など、目立つ場所に貼ると、乗客に妊婦であることがわかり、周囲の配慮を受けられる。
妊婦ステッカーを利用すれば、公共交通機関での移動がより快適で安全になり、周囲の人たちが席を譲ったりサポートしてくれたりする。
ステッカーは台北の主要なMRT(地下鉄)駅にて無料で入手できる。