日産「e-POWER」燃費&価格が弱点も “オワコン”扱いは早計すぎる! 独自路線で未来を照らせるか
日産の「e-POWER」は革新的な技術として注目を集めたが、他のメーカーは採用していない。いったいなぜか。
一躍注目も他社採用せず
日産自動車が開発した新電動パワートレイン(車の動力源)である「e-POWER」は、2016年11月発売の「ノート」に搭載され、高い評価を得た。そんなノートは、2016年度下期、2017年度上期に加え、2017年(年間)のコンパクトセグメント(総排気量1600cc以下の小型・普通乗用車)において販売台数ナンバーワンを獲得している。
なかでも注目すべきは、新駆動方式であるe-POWERを搭載したモデル「ノート e-POWER」が販売台数の約7割を占めたことだ。
革新的な技術として注目を集めたわけだが、他のメーカーは日産が採用しているe-POWERの駆動方式を採用していない。そのほとんどはより伝統的なハイブリッドシステム、または完全な電動電源を選択している。
e-POWERはなぜ置き去りになったのか、今回考察していきたい。