「大型トラックの最高速度を100kmに」 国民・玉木代表の発言が現場知らずの「甘ちゃん」である3つの理由

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「大型トラックの80km/h規制を100km/hに緩和してはどうか?」、国民民主党の玉木雄一郎氏は「2024年問題」対策として有効だと考えたようだが、さて、どうなのだろうか?

隊列走行、自動運転・無人運転の実現が先

高速道路におけるトラックの後続車無人隊列(画像:経済産業省)
高速道路におけるトラックの後続車無人隊列(画像:経済産業省)

 もうひとつ悩ましいのは、無人隊列走行や自動運転レベル4の存在だ。

 無人隊列走行は、有人運転されるトラックを先頭に複数の無人トラックを隊列走行させる技術であり、政府は2025年度以降の商業化を目指している。

 自動運転レベル4は、高速道路などの特定の環境下において、自動運転装置が運転操作全般のコントロールを行うものであり、2023年4月に自動運転レベル4の社会実装を見据えた改正道交法が施行された。

 当然ながら、無人隊列走行や自動運転レベル4は、現在のトラックドライバー不足に大きく貢献する。無人隊列走行は言うに及ばず、自動運転レベル4でも、トラックドライバーは本来運転時間にカウントされる時間を休息時間等に算入するようなコンプライアンスの緩和措置が導入され、現在よりも長時間運行が可能になるかもしれないからだ。

 筆者は、中途半端な効果しか得られない「100km/h走行可能トラック」よりも、より効果の高い

・無人隊列走行トラック
・自動運転レベル4トラック

の開発と社会実装を急ぐべきだと考える。

 仮の話だが、最高速度100km/h緩和が(「2024年問題」に間に合う)2023年度中に実現、次いで無人隊列走行・自動運転レベル4が2028年度中に実現するとしよう。総じて経営体力の乏しい中小企業が多い運送業界において、こんなにわずかの期間内に、新技術を装備したトラックを次々と買い替えることができる運送会社は、ごく限られている。

 技術革新、すなわち

「トラックの買い替えを前提とする変革」

は、運送会社の現実を考えれば、最低限かつより効果の高いものに絞るべきだ。

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