「キッチンカー」コロナ禍で急増も “移動できる”が裏目に、固定客付きにくい現実 コロナ後は生き残れるか?

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コロナ禍による「巣ごもり需要」の追い風を受けて、存在感を増したキッチンカー。その課題とは何か。

日本になじみ深い屋台文化

キッチンカー(画像:写真AC)
キッチンカー(画像:写真AC)

 日本の屋台文化は、江戸時代から根付いていた。時代劇でおなじみのそば屋は移動屋台の典型だ。時代を経てリヤカーに変わり、高度経済成長期に自動車での販売へ移行した。商品は、石焼き芋やラーメンなどがメジャーだろう。

 しかし、近年は

・カレー
・ケバブ
・たこ焼き
・クレープ

など、数え切れないほど多種多様になり、キッチンカーの台数も増加傾向にある。

 なお、キッチンカーと移動販売車は混同されがちだが、キッチンカーは食品をその場で調理・販売し、移動販売車は雑貨や衣服、作り置きの総菜などを販売するといった違いがある。

 今回は、前者のキッチンカーに焦点を当てて紹介する。

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