富裕層はなぜ「豪華客船ツアー」を好むのか? いまや「永住権」を取れる船もあった!

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米国の豪華客船会社ストーリーラインズが発表した、クルーズ船の永住権を獲得し旅をするプランが注目を浴びている。いったいどのようなプランなのか。

新型コロナが業界に与えた影響

2004年にサファイア・プリンセスとともにデビューした「ダイヤモンド・プリンセス」(画像:プリンセス・クルーズ)
2004年にサファイア・プリンセスとともにデビューした「ダイヤモンド・プリンセス」(画像:プリンセス・クルーズ)

 クルーズ船ツアーへの需要が期待できるのは、近年のコロナ禍における自粛の反動が関わっていると考えられる。感染防止のため、世界各国においてもロックダウンなどの行動制限があり、一時的に人々は自由に行き来できなくなった。その影響でクルーズ業界にも波及し、現状を打破できる解決策もコロナが鎮まるまでこらえるしかなかったのである。

 やがてコロナの流行が落ち着いてくると、自粛ムードも以前より緩和。国内に限らず、海外への渡航者も徐々に出始めた。これまで我慢していた行動もある程度取れるようになってきたことで、クルーズ船への需要が高まったのではないだろうか。

 ちなみに、日本において新型コロナの話題を生むきっかけとなったのも、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」である。同船は、横浜港を出港したのち、中国や東南アジアを巡回し再び横浜港に戻るツアーであった。

 2020年2月に横浜港へ到着した際には、すでに多くの乗客が肺炎と疑う症状を患い、最終的には700人以上の集団感染に拡大。新型コロナの猛威は日本国内に留まらず、世界各国に感染者が広がり、今日に至る。これを受けて、日本に発着するクルーズ船のツアーは全面的に中止となった。

 大人数で乗船するクルーズ船は、言い換えればコロナのような感染が起きた時に逃げ場がない。そのため、コロナが収束するか、有効な治療薬が出回り恐れる必要がない環境になることで、利用者が急増するかもしれない。

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