都内を走る派手な広告トラックに「他県ナンバー」が多い理由

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都市部の街中を歩いていると、トラックが広告塔となって走り回っている光景を目にすることがある。

種類は大きくわけて3通り

アドトラックがよく通る渋谷スクランブル交差点(画像:写真AC)
アドトラックがよく通る渋谷スクランブル交差点(画像:写真AC)

 走る広告手段であるアドトラックには、大きく分けて

・荷台式
・ボディーペインティング
・車体改装

の3通りがある。

 荷台式は、広告パネルや創作物を荷台に乗せて走るだけの一番簡単な方法である。造形物の材料や完成度により、低コストで宣伝したい広告主からしっかりお金をかけて宣伝したい広告主まで、幅広く対応可能な点が特徴だ。

 ボディーペインティングは、比較的長期間運用が可能でかつ審美的な完成度が高くなるものの、ペインティング技術やラッピング技術が必要なため、広告宣伝費にお金をかけられる広告主向けといえよう。利用範囲は、商品やサービス、店舗の宣伝のほか、コンサートやスポーツなどのイベント告知まで多岐にわたっているのが特徴だ。

 コンサートの告知を目的としたトラックならば立派なアドトラックであるが、熱狂的なファンが多いアーティストの場合、アドトラックなのか趣味で自前のトラックをペイントしているだけなのか区別がつかない時もある。

 車体改装の例では、巨大なレッドブルの缶を載せているレッドブルカーやチキンラーメンのひよこちゃんバスが挙げられるだろう。さすがにここまで手が込んでくると、思わず立ち止まって見てしまうのではないだろうか。

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