マツダ「電動化」に本腰 2025年までに13車種 2030年にEV25%・電動化100%へ

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マツダが、2030年に向けた新たな技術・商品の開発方針を発表。2025年までに電動車13車種を順次導入し、以降もEVを複数モデル投入。2030年時点で電動化比率100%、EV比率25%を目指すことを明らかにした。

3年間で電動車13車種を順次導入

「SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」ラージ群のガソリンエンジン48Vマイルドハイブリッド(画像:マツダ)。
「SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」ラージ群のガソリンエンジン48Vマイルドハイブリッド(画像:マツダ)。

 マツダは2021年6月17日(木)、電動化の推進や安全技術の普及など、2030年に向けての新たな技術・商品の開発方針を発表。その中で、電動車を2022年から3年間で13車種導入することを明らかにした。

 今回の方針は、2020年に公表した中期経営計画の見直しや2050年カーボンニュートラル化への挑戦を踏まえ、次の五つの柱でまとめられている。

・ビルディングブロック戦略による技術資産の積み上げと、それを活用した高効率なモノ造り
・マルチソリューション戦略による電動化の推進と商品導入
・「事故のないクルマ社会」の実現に向けた「人」中心の安全技術の普及
・次世代の移動サービスの基盤となるコネクテッド技術、ソフトウェア技術への挑戦
・カーボンニュートラル、CASE時代への「人」中心の開発哲学の継承

 マツダは、内燃機関と電動化技術の研究開発を並行して進めているが、今後、スモール商品群用の横置きパワーユニットとラージ商品群用の縦置きパワーユニットに対応した車台「SKYACTIVマルチソリューションスケーラブルアーキテクチャー」をベースに、商品開発を進める。

 2022年から2025年にかけて、ハイブリッド(HV)モデル5車種(マイルドHVは除く。トヨタからOEM供給を受けるトヨタハイブリッドシステム搭載車を含む)、プラグインハイブリッド(PHV)モデル5車種、電気自動車(EV)3車種を、日欧米中と東南アジア諸国連合(ASEAN)を中心に順次導入する計画だ。

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