トヨタ最終利益2兆円超 コロナ禍でも見通し上回る結果に 「電動化」に積極投資へ
トヨタが2021年3月期連結決算を発表。営業利益は、2020年5月に示していた見通しの5000億円を大きく上回り、終わってみると2兆1977億円に。販売台数も見通し以上の結果となった。
見通し5000億円→結果2兆円超
トヨタの2021年3月期連結決算は、最終利益が昨年5月の見通しを大きく上回り2兆円を超えた。
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2021年5月12日(水)、同社は2021年3月期の決算を発表。コロナ禍の対応に終始した1年の結果は、販売(トヨタ・レクサス)が908万7000台、営業利益が2兆1977億円だった。
前半は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、生産や販売は大きな打撃を受けたが、後半は北米や中国などで販売を伸ばし回復につなげた。
1年前の2020年5月、初めての緊急事態宣言下で、トヨタは2021年3月期について、販売800万台、営業利益5000億円という黒字の見通しを発表していた。豊田章男社長は「危機的状況だからこそ、今わかっている状況を正直に話し一つの“基準”を示すことが必要」と説明している。
見通しを上回る数字となった2021年3月期決算は「当たり前のことを当たり前にただただ一生懸命頑張った結果」(近健太最高財務責任者)という。
2022年3月期の見通しは、販売が960万台、営業利益が2兆5000億円としている。